この記事では5000mAhのモバイルバッテリーは何回充電できるかについて解説します。
5000mAhモバイルバッテリーで何回充電できる
5000mAhのモバイルバッテリーでは、一般的なスマートフォンを約1.5回から2回フル充電できます。ただし、パッケージに表記されている容量をすべて充電に使用できるわけではありません。
バッテリーとスマホの電圧差を埋めるための変換によって電力ロスが生じ、実際に充電できる容量は表記の60〜70%程度になります。そのため、スマホ1回分の充電に満たないモデルもあるので注意が必要です。
5000mAhのモバイルバッテリーを選ぶ際は、できるだけ実容量が大きいものを選ぶのがおすすめです。
主要スマホのバッテリー容量
機種名 | バッテリー容量 | 充電回数 |
---|---|---|
iPhone 15 | 3,349mAh | 1.4回 |
iPhone 15 Pro | 3,274mAh | 1.5回 |
iPhone 14 | 3,279mAh | 1.5回 |
iPhone SE(第3世代) | 2,018mAh | 2.4回 |
Google Pixel 8 | 4,575mAh | 1回 |
Samsung Galaxy S24 | 4,000mAh | 1.2回 |
OPPO Reno9 A | 4,500mAh | 1.1回 |
実際の使用状況による充電回数の違い
モバイルバッテリーの実際の充電回数は、使用状況によって大きく異なります。例えば、スマートフォンのバッテリー残量が完全に0になってから充電を開始した場合、5000mAhのモバイルバッテリーでは1回分の充電しかできない可能性があります。
一方、スマートフォンのバッテリー残量が50%程度ある状態から充電した場合は、5000mAhで2回以上の充電が可能です。
また、モバイルバッテリー自体のバッテリー残量も充電回数に影響します。モバイルバッテリーを長期間使用していない場合や、バッテリー残量が少ない状態で充電を開始すると、スマートフォンへの充電回数が減ってしまう場合があります。
さらに、モバイルバッテリーの経年劣化も充電回数に影響します。リチウムイオン電池の寿命は約300回から500回の充電サイクルとされており、使用頻度が高いほど寿命が短くなります。長期間使用したモバイルバッテリーは、新品時と比べて充電回数が減少する可能性があるため注意が必要です。
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5000mAhのおすすめモバイルバッテリー
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)
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Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)は、ケーブル不要で充電できる、コンパクトかつパワフルなモバイルバッテリーです。 USB-C端子一体型で、折りたたんで収納可能です。5000mAhの容量でスマートフォンを約1回充電でき、最大22.5W出力で急速充電に対応しています。 2ポート利用時は合計最大18Wで、2台同時充電も可能です。 バッテリー本体への充電方法は、内蔵のUSB-C端子を直接充電器に繋ぐ方法と、本体側面にケーブルを接続する方法の2種類から選べます。 パススルー充電にも対応し、バッテリー本体に充電しながらスマートフォンなどの機器に充電できます。
商品価格 | 3,490円 |
仕様 | サイズ:約 77 x 37 x 25 mm 重さ:約 102 g USB-C 入力:5V = 3A / 9V = 2A (MAX 18W) USB-C 出力:5V = 3A / 9V = 2.22A / 10V = 2.25A (MAX 22.5W) 複数ポート利用時:合計18W 容量:5000mAh |
エレコム モバイルバッテリー 15W 5000mAh 軽量
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エレコム モバイルバッテリー EC-C12BKは、容量5000mAh、出力15Wのコンパクトなモバイルバッテリーです。 薄さ約13.5mm、重さ約112gと軽量で、持ち運びに便利です。 USB Type-CとUSB-Aの2つの出力ポートを搭載し、最大3A出力で急速充電が可能です。 接続機器を自動判別して最適な出力で充電する「おまかせ充電」に対応しています。 iPhone 15やSE3など、USB Type-Cで充電するスマートフォンやタブレットに対応しています。 バッテリー残量は4段階のLEDランプで確認できます。 約500回の繰り返し使用が可能です。
商品価格 | 1,999円 |
仕様 | サイズ: 幅約63mm×奥行約13.5mm×高さ約94.5mm 重量: 約112g カラー: ブラック バッテリー: 種類: 充電式リチウムイオン電池 容量: 3.7V 5000mAh 充電時間: 約2時間40分 (5V/2.4AのAC充電器とUSB Type-C – USB-Aケーブル使用時) 繰り返し使用回数: 500回 |
CIO モバイルバッテリー 薄型 軽量 小型 タイプC PD 20W
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CIO モバイルバッテリー SMARTCOBY SLIM 20Wは、薄さ12mm、重さ約108gの軽量コンパクトなモバイルバッテリーです。 スマートフォンと重ね持ちしても負担がかかりにくく、持ち運びに便利です。 USB-Cポートを2つ搭載し、単ポート最大20Wの高出力でiPhoneやAndroidスマートフォン、iPadなどのタブレットへの急速充電が可能です。 パススルー充電にも対応しており、バッテリーを充電しながらスマートフォンなどを充電することもできます。
商品価格 | 3,498円 |
仕様 | 薄さ: 12mm 重さ: 約108g バッテリー容量: 5000mAh 出力: USB-C単ポート最大20W ポート数: USB-Cポート×2 その他: パススルー充電対応、デジタル残量表示 |
5000mAhの使用可能時間
5000mAhのモバイルバッテリーでは、スマートフォンを約1日から2日程度使用できます。ただし、実際の使用可能時間はスマートフォンの機種やバッテリー消費量によって異なります。
例えば、バッテリー容量が3000mAh程度の一般的なスマートフォンであれば、5000mAhのモバイルバッテリーで約1.5回のフル充電が可能です。1回のフル充電で1日程度使用できるため、トータルで1日半から2日程度は使用できる計算になります。
一方、バッテリー消費の激しいゲームや動画視聴を長時間行う場合は、1日もたない可能性があります。スマートフォンのバッテリー消費量は、画面の明るさや通信環境、使用するアプリケーションによって大きく変動するためです。
したがって、5000mAhのモバイルバッテリーを選ぶ際は、自身のスマートフォンの使用状況を考慮することが重要です。1日の外出程度であれば5000mAhで十分ですが、出張や旅行で長時間の使用が見込まれる場合は、10000mAh以上の大容量モバイルバッテリーを選ぶのがおすすめです。
5000mAhのモバイルバッテリーの利点
5000mAhのモバイルバッテリーは、コンパクトで持ち運びに適したサイズと重量が大きな利点です。一般的なスマートフォンより小型で、薄型モデルも多いため、ポケットやバッグに入れて携帯しやすいです。
また、5000mAhの容量はスマートフォンを1回フル充電するのに十分で、必要最低限の容量を確保できます。さらに、5000mAhまでの容量であれば、多くの航空会社で機内持ち込みが可能なため、旅行時にも安心して使用できます。
5000mAhのモバイルバッテリーの選び方
5000mAh以上の大容量モバイルバッテリーは、より多くの充電が必要な場合に適しています。
例えば、スマートフォンに加えてタブレットやポータブルゲーム機、ワイヤレスイヤホンなども充電したい場合は、5000mAh以上の容量が必要になります。
また、旅行や出張など長時間の外出時にスマートフォンを頻繁に使用する場合も、5000mAh以上の大容量モバイルバッテリーがおすすめです。スマートフォンのバッテリー消費量は使用状況によって大きく変動するため、1日以上の使用を想定している場合は余裕を持った容量が必要だからです。
10000mAhのモバイルバッテリーであれば、一般的なスマートフォンを約2回フル充電できます。20000mAhになると約4回のフル充電が可能で、より長期間の使用に対応できます。
ただし、容量が大きくなるほどモバイルバッテリー自体のサイズと重量が増加するため、持ち運びにくくなる点には注意が必要です。
以上のように、5000mAh以上の大容量モバイルバッテリーは、用途や使用状況に応じて選択すると良いでしょう。複数の機器を充電する必要がある場合や、1日以上の長期間使用を想定している場合は、5000mAhよりも大きな容量を選ぶのがおすすめです。
5000mAhバッテリーのメンテナンス方法
5000mAhモバイルバッテリーを長持ちさせるためには、適切なメンテナンスが重要です。使用後は、バッテリー残量を50%程度まで放電させてから保管しましょう。
満充電の状態で長期保管すると、バッテリーの劣化を早める可能性があります。また、高温多湿な場所を避け、できるだけ涼しい場所で保管するのがおすすめです。
使用しないときは3ヶ月に1回程度、50%まで充電して保管すると良いでしょう。リチウムイオン電池は自然放電により徐々に電力が失われるため、定期的な充電が必要だからです。
モバイルバッテリーが寿命を迎えたら、リサイクルに出すことが重要です。リチウムイオン電池はリサイクル可能な二次電池に分類されますが、発火や爆発の危険があるため一般ゴミとして廃棄できません。
家電量販店や携帯電話ショップなどに設置されているリサイクルボックスに出すようにしましょう。
参考情報