この記事では新品のモバイルバッテリーは充電されてるかについて解説します。
新品バッテリーの充電状態
新品のモバイルバッテリーは、購入時にある程度充電されていることが一般的ですが、完全に満充電の状態ではありません。そのため、新品のモバイルバッテリーを購入したら、まず満充電まで充電することが推奨されています。
購入後はフル充電されていると思ってました
なぜ新品のモバイルバッテリーは一部しか充電されていないの?
新品のモバイルバッテリーが購入時に完全に充電されていない理由は、主に以下の2点が考えられます。
1.バッテリーの劣化防止
リチウムイオン電池の特性によるものです。フル充電状態で長期保管すると、バッテリーの劣化が早まる可能性があります。 そのため、メーカーは出荷時の充電量を抑えめにしているのです。
2.航空法規制
航空法による規制です。リチウムイオン電池は発火の危険性があるため、航空機での輸送が制限されています。国際航空運送協会(IATA)の規定により、機内持ち込み・預け入れ手荷物に含まれるリチウムイオン電池の容量は100Wh以下、充電状態は30%以下に制限されています。 メーカーはこの規制に対応するため、充電量を抑えているのです。
以上の理由から、新品のモバイルバッテリーは一部しか充電されていないことが一般的です。購入後は満充電まで充電し、バッテリーを最適な状態にすることが大切だと言えるでしょう。
リチウム電池の特性と法律によるものだったんですね
メーカーによる新品バッテリーの充電量の違い
新品のモバイルバッテリーの充電状況は、メーカーによって異なります。多くのメーカーは、リチウムイオン電池の特性を考慮し、長期保管時の劣化を防ぐために出荷時の充電量を抑えめにしています。
ただし、航空法の規制により、リチウムイオン電池の充電状態を30%以下に制限する必要があるため、多くのメーカーは30〜50%前後の充電量に設定していると考えられます。
いずれにせよ、新品のモバイルバッテリーは完全に充電された状態ではないため、購入後は満充電まで充電することが重要だと言えるでしょう。
新品のモバイルバッテリーを購入したら最初にすべきこと
新品のモバイルバッテリーを購入したら、まず最初にフル充電することが重要です。 購入時にある程度充電されていても、そのまま使い始めると充電の持ちが良くないことがあるためです。
使用前の満充電により、バッテリーを最適な状態に保ち、性能を十分に引き出すことができます。 ただし、フル充電後はコンセントに接続したまま長時間放置せず、過充電にも注意が必要です。
また、モバイルバッテリーが正常に動作するか確認するためにも、一度フル充電して使ってみることをおすすめします。 万が一不具合があった場合、早期に交換や修理の対応ができるでしょう。
以上のように、新品モバイルバッテリーを購入したら、性能を最大限に発揮させ、長く使用するために、まずはフル充電することが肝心だと言えます。使用前の適切な充電管理が、バッテリーの寿命を左右するのです。
モバイルバッテリー購入後にやることまとめ
- フル充電する: 購入時にある程度充電されていても、満充電することでバッテリーを最適な状態に保てます。
- 過充電に注意: フル充電後は、長時間コンセントに接続したまま放置しないようにしましょう。
どれくらいの頻度でモバイルバッテリーを充電すればいいのか?
モバイルバッテリーの充電頻度は、できるだけ充電回数を減らすことが理想的です。充電を繰り返すことでバッテリーは劣化していくため、充電回数を減らすことがバッテリーの寿命を延ばす最も効果的な方法だからです。
具体的には、バッテリー残量が少なくならないうちに充電し、充電が完了したらすぐに充電器から外すようにしましょう。 使用頻度にもよりますが、残量が30%程度になったら充電するのがおすすめです。
一方で、バッテリー残量がゼロの状態で長期間放置するのは避けましょう。過放電状態が続くと最悪の場合充電ができなくなることもあります。
モバイルバッテリーを長期間使用しない場合でも、半年に1回程度は充電しておくと過放電を防げます。 こまめに残量を確認し、適切なタイミングで充電することが大切です。
モバイルバッテリーを長持ちさせるためにやると良いこと
- 30%程度になったら充電: バッテリー残量が少なくならないうちに充電することで、バッテリーの劣化を防ぎます
- 長期間使用しない場合でも定期的に充電: 半年に1回程度は充電することで、過放電を防ぎます。
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